勝手に書評してみた vol.3

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【この本を前に、私の知識など無力だった‥】

 

この世に生まれて約30年

ある程度の知識は有していると自負していた
しかし、それは間違っていた
完全に間違っていた‥

 

自分の視点がごく限られたもので、
ごくごく狭いレンズで世界を評価していた
それを思い知らされた

 

それを認めるのが怖かったが、一度受け入れて真っ白な気持ちで先入観なく、この本と向き合うと、それまで縛られていた固定観念から自由になれた気がした


本書は簡単には読み解けない
こんなに自らの思考能力を働かせた本はない

 

だが、それが心地いい
難解なパズルを解いてこそ、その先に感動があるように‥

 

本書であなたの叡智が試される

 

あなたは本書を解読できるだろうか?

 

自分の知力の限界を知りたくはないだろうか?

 

 

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勝手に書評してみた vol.2

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奇術と心理学=催眠奇術
催眠奇術師と名乗っている著者が、世界の中で悪用されている心理テクニックを暴くという切り口で書かれている

 

かなりの嫌悪感と、ほんの少しの好奇心で読み進めていく

 

まず見て感じたのは、見辛い
フォントのサイズや太さを変えているが、どこに注目して良いのかわからない

 

ラポール、バーナム、ミラー、イエスセット、ローボールテクニックなど一丁前の心理学の単語が並んであるが、詳しい説明はなく、結局ラポール形成すれば良いとのこと

 

途中で投げ捨ててしまおうかと考えたが、
1400円+税が勿体無い‥


衝動的な自分を抑え、一生懸命読み進めていく

最後に、催眠術をかける極意が書かれていた

「これで僕も催眠奇術師になれる‥」

 

読み終わった後、


後悔と苦痛と空虚感だけが自分を覆っていた

読みきった自分にご褒美をあげたい

 

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勝手に書評してみた

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「恋愛は面倒臭い」「仕事が忙しい」と勝手に恋愛と距離をとっていた。

 

「このままずっと1人なのかな‥」と漠然とした不安の中で、「どうせ自分には恋愛なんて出来っこない」と恋愛をしない自分を納得させていた。

 

恋愛から目を逸らし、1人でいることに慣れ、あっという間に時だけが過ぎていく。

 

そんな現実を受け入れ、恋愛を半ば諦めていたのかもしれない。

 

知らず知らずのうちに恋愛する事に鍵をかけてしまってた‥。

 

その鍵を開けてくれるのが本書である。

 

本書では、恋愛から距離を取っていた私たちが恋愛市場にスムーズに移行するため、相手に良い印象を与え、想う相手を振り向かせるテクニックを、主に心理学の見地からアドバイスしてくれる。

 

程よいロジックと心理学で私たちの背中を押して(誘導して)くれる。

 

そう、私たちには理由が欲しかったのだ
恋愛をする理由が‥

 

さぁ、みんな恋愛をしよう。

 

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【自分の行動は自分で規定している】 そう思っていた。この本を読むまでは‥

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自分の行動、思考、感情、性格が、とても小さな生物によって操られているとしたら、あなたは信じることが出来るだろうか?
寄生生物に感染した動物は気分や性格、振る舞いを変えてしまうらしい‥
冒頭から恐怖と好奇心を刺激され、そのカラクリに迫っていく

寄生生物のトキソプラズマに感染したラットは、捕食者であるはずの猫の尿に惹かれ、自ら危険に晒してしまう
人間はそのトキソプラズマに感染すると無害でいられるのか⁇

トキソプラズマに感染した人は猫の尿の臭いが好きになり、注意力が低下し、交通事故に会う可能性は2.7倍になる
また、気分や性格まで影響し、実直さが薄れ、より外交的になるという

他の寄生生物が感染した場合はどうなるのか?

インフルエンザウイルス、猫や犬に住みついている回虫、狂犬病、腸内細菌などが人間に与える影響について事細かに書かれている

あなたのその習慣、その選択、その性格、その振る舞い‥全て本物なのか?
この本を読めば全てに疑問を持つだろう

この一冊で、誰もが健康を実践できる

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老化‥
誰もが、どこかで意識しているであろう用語。
その【老化】に深く関わっているもの、それがテロメアである。
本書はノーベル医学生理学賞受賞者、健康心理学者がタッグを組み、【老化】の元凶の一つ、テロメアの角度から健康を紐解いている。

内容は科学的知見から実践法まで400ページに渡るボリュームである。出典は30ページ。
面白かったトピックは
テロメアとは何なのか⁇
テロメアを補う酵素テロメラーゼとは?
テロメアと食事、運動、睡眠、ストレスとの関係
テロメアと社会的環境

章ごとに要点をまとめており、復習しやすく、理解しやすい。
硬い本に見えるも、専門的な用語はできるだけ排除しているため、医学的知識がなくても楽しみながら読み進めることが出来る。

往々にして体に良い食事・運動・睡眠、行動の習慣化、ストレスの対処法などについての本が世に出ているが、そんな本はいらないくらいだ。
食事、運動、ストレス、睡眠、習慣化のエッセンスがこの一冊に凝縮されている。

本書を読めば周りの誰よりも、より若々しく生きることが出来るのかもしれない。
見た目も細胞も‥

今すぐ誰かに話したくなる一冊

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やはりこの人の本は面白い。
前著の「快感回路」と同様、多少専門的だが、1ページごとに興味を惹かれる。
250ページというボリュームなのに、飽きる暇なんか与えさせてくれない。
まるで少年のように目を輝かせ、ワクワクしながらページを捲っている自分がいた。
主なトピックは
・皮膚にある受容器について
・その受容器がどんな働きをしているのか
・人が心地よいと感じる(愛撫)センサーとは?
・痛みの仕組み
・痒みの仕組み

一番印象に残っているのは
「ネガティブな感情は痛みにより引き起こされた前帯状皮質の活動を強め、痛みの度合いではなく、痛みの不快さの評価を高める」という点だ。
ネガティブな感情が痛みの不快さを高め、その痛みが不安を増大させ、痛みの不快さを高めてしまうという悪循環が起してしまう。

わたしは自他共に認めるネガティブだ。
このネガティブが痛みの不快さを高めてしまっていることに驚愕し、この本を読んでネガテイブを卒業することをひそかに決意した。

またいつか、読み返したい一冊

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全体的に硬めの文体で書かれているので、読みやすさに欠ける。

イラストが多いためイメージはしやすいが、専門用語が多く、読み解くのに時間が掛かる。
マイクロバイオームについて初学者が学ぶのに、この本はオススメしない。
わたしのような初学者には、ジャスティン・ソネンバーグの「腸科学」の方が読みやすく、理解しやすい。そして尚且つ実用的だ。
第1章では微生物やゲノムについて60ページに渡って書かれているが、難しすぎて何度この本を放り投げてしまっただろう。
巻末に用語集が8ページあり解説があるも、これもまた理解が難しい。
ここまで酷評したが、ゲノムや微生物について、より深く学ぶのには本書が最適であろう。

ある程度の知識を有する方ならば、この本の面白さが分かるのだろうな‥
いつか、この本をさらっと読めるような人間に、わたしはなりたい。